シャープでさえ買収されるような時代

SHARPが買収された。

最初にこのニュースを見た時は本当にびっくりしました。シャープは日本人なら誰もが知っている歴史のある大企業です。そんなSHARPを今回買収したのは台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業。鴻海(ホンハイ)も急成長を遂げている台湾の大きな会社です。有名なのは皆さんが使っているApple社が設計したその『iPhone』や『iPad』も鴻海精密工業が製造しています。

SHARPと鴻海(ホンハイ)の間の買収交渉は前から話はあったものの、いざ日本の大企業が国外企業に買収されるとなると個人的にはなんとも言えない感情です。今回は少しだけ僕なりの意見を書いていきたいと思います。

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もくじ


シャープが買収されるなんて、日本の経済成長の時代を考えると信じられないような出来事ですが、そういう時代になってきました。今回のシャープの買収は経営陣の問題が指摘されていますが、僕は『韓国企業』をテーマに書いていきたいと思います。

パクリ企業の影

少し話はずれますが、こないだこんなことがありました。日本の新日鉄住金が韓国の鉄鋼会社大手のポスコというところに技術を盗まれたとして損害賠償請求訴訟を起こすなんてことがありました。結局、ポスコは多額の賠償金を払うことになり、今は経営危機に追われているそうです。つまりポスコは技術を盗むことが出来なくなったら、何もできない会社だったということです。他人の技術をまるで自分たちが作ったかのように利益を上げる、そんな会社は韓国だけではなく世界中にいくつもあります。

事実、ここ数年間のシャープの売上はほぼ赤字でした。しかし、今回のシャープ買収の背景にも韓国企業の存在が大きいと思います。韓国企業といってもやはりサムスン電子やLGといった急速に成長してきている会社です。はっきり言って彼らはパクリ企業以外のなにものでもないです。技術を他から取ってきて、他の会社より安価に売って利益を得ているような会社達です。昨年、シャープは数千億の赤字に対し、サムスンは過去最高の約2兆4000億円を超える売上げを達成しています。サムスンは手間のかかる素材や製品の開発などは日本に任せて、その技術提供だけ受け、コストを下げて利益を上げている企業です。日本の液晶技術をソニーやシャープから盗んだ張本人ともいえると思います。

そしてモノを盗む人たちが揃って言います。

盗まれる方が悪い

時代は変わっていく

今回の買収に関しては理由はひとつではないと思いますが、先ほどのサムソンなどといった企業の影響は大きいと思います。それなの長年サムスンと業務提携や共同開発などを行ってきたシャープ。『日本人はすぐに人を信じて技術やノウハウを他人に教えてしまう。』そんな事をわかりきっていたかのように韓国企業は日本企業に近づいています。

それに日本企業が盗まれているのは技術だけではなく、デザインやアイデアも盗まれてしまう。日本人自らが培ってきた技術もデザインもアイデアも盗まれて、やっていける会社があるとは思えません。そんな企業の結末を見せられたようなのが今回のシャープの買収でした。これからどの日本企業はそんなパクリ企業を軽視することなく、技術漏洩の防止策を練ることが必要だと思います。少なくともシャープはそこを少しおろそかにしていたのかもしれません。

これからも時代はすごいスピードで進化していきます。そんな中でひとり、ボーッとしていたら時代に置いてかれてしまいます。なにせいつの間にか日本の大企業でさえも台湾に買収されてしまうような時代です。これからは会社だけではなく、時代の変化に対応出来る力が必要だと思いました。

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