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日本人はよく”覚え”アメリカ人はよく”考える”

そもそも勘違いをしている人も多いかも知れないけれど、物事を『覚える』というのと物事を『考える』というのは全く違います。

そして、

『考える』ことの出来る人は人を動かします。
『考える』ことの出来ない人は人に動かされます。

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覚える。
考える。

確かにこう見てみるとふたつとも似ている気もしますよね。

ここでの僕の『考える』というのは、『自分の意見を持つ』ということです。


もくじ


『覚える』と『考える』というのは似ているようで、全然違います。『覚える』というのは例えば日本やアメリカの歴史を覚えたり、色々な物事の仕組みを覚えたりというような形でどっちかと言えば『考える』よりも『記憶する』に近いです。


そして『考える』っていうのは基本的に『自分の意見を持つ』というのが僕の考え方です。『考える』って意外と難しいですよね。だからほとんどの人が意識しているのは『覚える』という方なのかもしれません。もちろん、『覚える』というのは今後生きていく中でもかなり重要なスキルです。しかし、物事を自ら『考える』というのは『覚える』ことよりもさらに重要なスキルなのです。自分で『考える』ことが出来る人は人に惑わされたりしません。

しかしながら『考える』ことが出来る人は思ってる以上に少ないのが現実です。なぜでしょうか。考える習慣が身についていないのはもちろんですが、根本的に『考える』よりも『覚える』ほうが簡単だからだと思います。人の言うことに従って、丸暗記してコピーしたほうが断然に楽だからです。


覚えさせても考えさせない日本

僕もアメリカに来るまでは、先生に言われた事をただ『覚える』、『記憶する』ということだけをしていました。テスト前などもテストの内容を覚えて、テストで思い出しながら回答する。そんな暗記スタイルでいいと思っていました。僕はいわゆる『考える』ことの出来ない人でした。ただ人のやっていることを真似しているだけでした。暗記をひたすらやっていると考える時間もなくなっていくのは当然ですよね。

それとアメリカに来て気づいたひとつのことは、日本が『考える』ことを軽視していることでした。なぜ日本の教育が『考える』ことを軽視しているのかは、日本の学校が何のためにあるかを考えれば見つかるかもしれません。

学校というのは社会で通用する人間を作り出すところとして認識されています。殆どの人が社会に出て仕事を得るとします。社員を雇っている側からしたら、『考える人間』よりも『考えない人間』のほうが好まれるのです。それはなぜかと言うと不満があっても文句を言わずに着々と仕事をしてくれる人を雇ったほうが間違いなく楽だからです。しかも日本では下手に考える人になってしまうと社会から切り離されます。だから集団行動を好み、文句の言わず物事を『覚える』人が必要なのです。会社のマニュアル本なんていうのもひとつ目先を変えれば、『余計なことは考えるな』と言ってるのと同じなのに気づかなければなりません。『考える』人になるには、『覚える』という習慣を一旦忘れる必要もある。ということです。


喋らない人 = 考えていない人

僕は留学当初、こんなことがありました。

ある日、クラスでディスカッションがあったのです。僕はアメリカ人4人ほどのグループで現在も続く人種差別ついて話し合いました。もちろん人種差別というのは大きなトピックでもあり、一つの答えがあるわけではありません。話し合うのにはとても難しいトピックでした。

しかし僕は英語に自信のなかったせいか、トピックの重さもびびったか、何も発言することが出来ませんでした。話を振られても何も言えないときのグループ内の気まずさといったら、あれは言葉にできないほどです。本当に恥を知りました。

日本では発言をしない人は『恥ずかしがり屋』や『内向的な人』などとして受けられることが多いかもしれませんが、アメリカは全く違うことに気づきました。アメリカではグループワークで発言出来ない人は容赦なく『考えていない人』として見られます。なので授業では質問が飛び交い、しっかりと自分の意見を持っている人がほとんどでなので、日本の授業のように静かな光景は見られません。アメリカでは日本のように人の様子に敏感ではないので、自分で行動を起こさないかぎり気づいてはくれません。

つまり、

"What do you think?"
(あなたはどう思う?)

英語が下手とか上手いとか関係なかったのです。
自分はどう思うのか。
これを言えることが重要でした。


柔軟性のある考え方

人間というのは傲慢で弱い生き物です。自分自身を優位に立とうとし、自分の意見を否定されるとあまりいい感情を持ちません。そんな相手にむかつき嫉妬心を抱くこともあると思います。

そして世界には様々な人がいます。人種や言語も違えば、考え方はもちろん違いますよね。人種が違わなくても、人それぞれ考え方が違うなんてことは多々あると思います。これは人と人のコミュニケーションだけではありません。例えばアメリカにいると” 日本の〜はだめだ。” と否定的に見てしまいがちです。特に日本人は色々な意味でアメリカや海外に染まりやすく影響されやすいです。

そこで大事なのは『柔軟性』のある考え方を持つこと。

  • 人の意見に簡単に左右されない柔軟な考え方。
  • 人の意見もしっかり受け入れられる柔軟な考え方。
  • 自分自身の感情に動かされない柔軟な考え方。


”こいつの言ってることは違う。何言ってるんだ。” と思うか。
”こういう意見を持っている人もいるのは何でだろう。”と思うのかは大きく違います。

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Knowledge is Power(知識は力)

知識や情報力は力でもあり財産でもあります。昔に比べて、今の時代どこからでも知識を蓄えられるようになりました。本の電子書籍化により何冊も持ち運ばなくてもよくなりました。新聞を買わなくてもニュースアプリひとつで簡単に情報を得ることができるようになりました。つまり、スマホひとつでなんでも出来るような時代です。でもほとんどの人がそれを上手く使えていません。

なぜこんなに『考える』スキルが重要なのかというと、『暗記』『覚える』ことしか出来ない人は周りに流されやすいからです。人の意見に惑わされて、自分の意見を持てないということです。

『考える』人になるにはどうすればいいか。
まずは多くの情報に接することだと思います。

今現在のほとんどの日本人はスマートフォンを持っています。家でも、バスの中でも、電車中でも、歩きながらでもスマートフォンに目をくらませている人をよく見かけると思います。そしてそのほとんどの人がそのスマートフォンをSNSやゲーム用として活用してる人が多いと思います。はっきり言ってせっかくの時間をゲームやSNSにとられるのはもったいないです。例えばそのほんのSNSを見ている時間を経済のニュースを見る時間に当ててみる。そんな些細な事でもいいと思います。たかが片道20分の電車の中でもスマホでゲームをするのと本を読むのは大きく違いますよね。この小さい積み重ねが必ず膨大な情報力になります。
『考える』ことの出来る人になるためには、まず多くの情報に接する事が第一歩です。


ぜひぜひ試してみてください。